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弁天島と畠山重忠

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開運弁天宮の縁起によると、この社の祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。市杵島姫命は音楽や文化を司る神として信仰されています。

伝説によれば、源頼朝の重臣であった畠山重忠公は、頼朝の命を受けて「竜の生」を探しに向かいました。ある夜、夢の中に現れた貴婦人からの神託によって、松原湖や猪名湖で『竜の生』を手に入れることができました。しかし、後にその竜が母親であったことを知り、福を施し寿命を延ばす『施福延寿(せふくえんじゅ)』と、あらゆる災厄や苦悩を救うため、長湖の神光寺に五重塔を建立したと伝えられています。

また、畠山重忠公の末娘である松尾姫は、松原に嫁いだと言い伝えられています。

この社から北西に約18メートル離れた水中には、7.4メートル四方の大塚があり、晴れた日にはこの弁天島からその大塚を見ることができます。大塚は三段に大石を積み上げて造られており、畠山重忠の母の墓であると言われています。かつて干ばつが続くと、雨乞いの祭りがこの社で行われました。その際、氏子たちは大塚に登って水を濁すと、たちまち黒い雲が湧き上がり、雨が降ったと伝えられています。

また、甲斐国の巨摩郡からも農民たちがこの社を訪れ、雨乞いの祈念を捧げました。神職が浮島にある社で祈念すると、たとえ晴天であっても大雨が降ったと伝えられています。

開運弁天宮は、災厄を祓い、福を招く神として今も信仰を集めています。

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