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休館日:火曜日(9月23日は開館)、祝日の翌日(9月24日)
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
開催場所:小海町高原美術館
入館料:高校生以上500円、小中学生150円
主催:小海町高原美術館
後援:長野県、長野県教育委員会、信濃毎日新聞社、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送
FM長野、八ヶ岳ミュージアム・リング |
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小海町高原美術館では複数の同時代のアーティストを紹介する展覧会を開催いたします。同時代のアーティストの活動を展観するシリーズ「現代アートシーン」の第6回目となる本展は、「記憶の地層」をテーマに、国内外で活躍する3名のアーティストを紹介します。美術は記憶を呼び覚まし、「かたち」として私たちの前に提示する力を持っています。アーティストの記憶、「モノ」の記憶、場所の記憶、そして私たちの記憶。それらの記憶は様々な構造で堆積し、まるで地層のように積み重なっていると言えるでしょう。
齋藤春佳は、自身の記憶を、時間と空間を超えた壮大な構造の中で捉え、多彩な表現で追求しています。戸矢崎満雄は長年に渡り蒐集した他者の記憶が宿る既製品を用い、当館固有の場所から生まれる未知の作品を発表します。六田知弘は東日本大震災の記憶が堆積した「モノ」の声を「時のイコン」と名付けた写真を通して聴かせてくれます。
本展を通じ、「記憶の地層」に向き合うことで、過去あるいは自分自身と向き合い、未来を考えるきっかけを得ていただけたら幸いです。
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◎オープニング・レセプション、アーティスト・トーク 終了しました
9月6日[土] 15:00〜16:30
アーティスト・トーク講師:齋藤春佳氏、戸矢崎満雄氏、六田知弘氏 |
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出品作家略歴(50音順) |
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1988年 長野県に生まれる
2011年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2012年 『トーキョーワンダーウォール2011都庁
「宝石と眼球が地中で出会ってもまっくら」』東京都庁(東京)
『TWS-Emerging2012「思い出せる光景と思い出せない光景を見た地球から
見える星も見えない星も公転しあっている、地球含め」』
トーキョーワンダーサイト本郷(東京)
2013年 『たおれた花器の水面下ではもう一度同じ花が水を吸い上げている』
実家JIKKA(東京)
4月〜14年3月まで信濃毎日新聞「歌壇俳壇」コーナー挿絵担当
2014年 『第2回「メタモルフォーシス」展』ギャラリー82(長野)
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1955年 長野県千曲市に生まれる。
1981年 東京芸術大学大学院 美術研究科染織専攻 修了
1998年 “Mud And Roses” North Dakota Museum of Art,U.S.A
2000年 「アートで学ぼう アートを遊ぼう」広島市現代美術館
2002年 「未知との再会」渋川市美術館
2008年 “Cloth & Culture NOW”Sainsbury Centre,Norwich,Manchester,UK
2010年 神戸ビエンナーレ「高架下アートプロジェクト」奨励賞受賞
2013年 瀬戸内国際芸術祭2013「沙弥島アートプロジェクト」ディレクター
現在 神戸芸術工科大学 クラフト美術学科 大学院総合アート専攻主任 教授
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1956年 奈良県に生まれる
1980年 早稲田大学教育学部卒業
1982年よりネパールヒマラヤ山中のシェルパの村に暮らして撮影。
1988年、最初の個展「ひかりの素足―シェルパ」を開催。
以降、「自然や宇宙との根源的なつながり」を遠くに探りながら、
モノ、人物、風景、建築、道、石など様々な事象を対象に撮影し、
写真展や出版を通じて発表する。
2007年 「祈りの中世ロマネスク美術写真展」国立西洋美術館(東京)
2008年 中国三大石窟のひとつ「雲岡石窟」の全容を撮影。
2014年 「蓮―清らかな東アジアのやきもの×写真家・六田知弘の眼」
大阪市立東洋陶磁美術館(大阪)
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1. 齋藤春佳「水面下の水面ではもう一度同じ花が水を吸い上げている」、2013年
130.3×194cm、油彩・キャンバス
2. 齋藤春佳「たおれた花器の水面下ではもう一度同じ花が水を吸い上げている」、2013年
ミクストメディア、サイズ可変
3.戸矢崎満雄「銀の雨・金の環」、2011年
神戸ビエンナーレ2011 高架下アートプロジェクト
撮影:矢野誠
4.戸矢崎満雄「フィギア盆栽シリーズ」、2013年
楽空間 祇をん小西(京都)
撮影:矢野誠
5.六田知弘「2012.7.24 宮城県石巻市」、写真
6.六田知弘「2012.11.10 福島県相馬市」、写真
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