「平和の初夏」1904年 480×630mm
2006年4月2日[日]―6月4日[日]
毎週火曜日休館(5月2日は開館します)
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丸山晩霞は小県郡弥津村(現在の東御市)に江戸時代最後の1867年(慶応3年)に生まれました。
1888年東京神田の彰技堂に学び本多錦吉郎に師事、1895年群馬県沼田付近で写生する吉田博に偶然出会い、吉田の精緻で写実的な水彩画の技法に驚嘆、魅了され、水彩画を描くようになります。太平洋画会展、日本水彩画会展等で多くの水彩画作品を発表、また、小諸義塾図画教師、日本水彩画会研究所主任教授等、水彩画の普及にも大きく貢献し、明治後半の水彩画隆盛期に中心となって活躍しました。
本展では、晩霞が得意とした山岳風景や高山植物を主題とした作品をはじめ、郷里長野県や海外に取材した作品32点を紹介します。最初の展示室では、晩霞が好んで描いた山岳と高山植物を中心に、八ヶ岳を含む山岳風景、山里、千曲川等の風景と、高山植物を描いた作品を展示します。特に、山岳に咲き乱れる高山植物を配した風景画は特徴的です。また、晩霞は、世界中の様々な国を旅した画家です。次の展示室では、1901年、1911年のイギリス、1911〜1912年の香港、シンガポール、1918年の中国、1923〜1924年の中国、シンガポール、インド、1935年の中国と旅先で取材した作品で晩霞の旅した世界を辿ります。
自然と対峙し、克明丹念に描かれた親しみやすい水彩画の世界をお楽しみ下さい。