休館日:火曜日(4月30日は開館)
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
開催場所:小海町高原美術館
入館料:高校生以上500円、小中学生150円

主催:小海町高原美術館

後援:長野県、長野県教育委員会、信濃毎日新聞社、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、
abn長野朝日放送、FM長野、八ヶ岳ミュージアム・リング
協力:ホソカワ・アート・オフィス

小海町高原美術館では複数の同時代のアーティストを紹介する展覧会を開催いたします。同時代のアーティストの活動を継続的に展観するシリーズ「現代アートシーン」の第5回目となる本展は、「もうひとつの自然」をテーマに、長野県内に拠点を持ち国内外で活躍する3名のアーティストを紹介します。
古くより自然は美術の表現において、重要なモチーフとされてきました。風景や自然物、人間と自然との関わりの表現は、時代や地域で異なりながら現代に流れています。そして現代においては、自然の多様な概念が表現に取り入れられ、私たちに問いかけてくるような新しい表現も生まれています。
池端寛氏は、現代の「自然」を粘土に写し取る「現代の化石」シリーズを生み出すなど、陶芸で新しい表現を追求しています。田中孝道氏は撮影したネガフィルムに定着作業を施さないことで発生するノイズで写像を変化させ、「別なる自然」を形成します。増田洋美氏は自分を自由に解き放つ素材であるガラスを使い、場所との対話を通して、新たな「造られた自然」を出現させます。
自然は、「本性」と同じ言葉でも言い表されます。それぞれのアーティストが生み出す「もうひとつの自然」が、大規模な自然災害を経験した日本において、自然をもう一度見直し、人間の本性とは何かを考えるきっかけになれば幸いです。

◎オープニング・レセプション、アーティスト・トーク 2013年4月13日[土] 15:00〜16:30
 アーティスト・トーク講師:池端寛、田中孝道、増田洋美

出品作家略歴


池端寛 IKEHATA Hiroshi


1970年 青山学院大学物理学科卒業 
1974年 長野県小海町に穴窯を築く
1988年 ロックフェラー財団より招聘
【主な展覧会】  
2001年 第1回世界陶芸ビエンナーレ展(韓国)             
2009年  「日本現代陶芸展」(ハンガリー)
2010年 「今日の美術 日本」(フランス)
2011年 「日本×ファエンツア やきものの現在」(イタリア文化会館、東京)
2012年  「中国、日本、韓国陶芸展」展(湖北美術学院、中国)
【パブリック・コレクション】
Archi Bray Foundation(アメリカ)、International Ceramics Studio(ハンガリー)、
Museo Intermazionale delle Ceramiche(イタリア)他


田中孝道 TANAKA Kodo


1946年 山梨県生まれ
1966年 現代美術研究所入所
1972年 東京藝術大学美術学部油画科卒業
【主な展覧会】
1972年 カタストロフィー・アート(ミラノ・サンフェデーレ画廊)
2003年 「多肉植物園」(横浜・ギャラリー・パストレイズ)
2005年 「漂える森へ」(丸の内・ギャラリー・パストレイズM/A丸の内)
2006年 「多肉植物園 拾遺集2006」(小諸 サロン・ド・ヴェール)
2008年 「portrait」(韓国・ソウル Kim Young Seob Photogallery)
2012年 「MetaPhoto,STENOPE」(パリ・ジャルダン・アクリマタシオン)
【パブリック・コレクション】
The Polaroid Collection(アメリカ)


増田洋美 MASUDA Hiromi


1966年 東京藝術大学美術学部工芸科卒業
1969年 東京藝術大学大学院鋳金科卒業
2000年 ヴェネツィア(ムラノ島)にて制作を始める
【主な展覧会】
2002年 第5回OPEN(2002)日本代表(ヴェネツィア、イタリア)
2004年 MIM美術館(サンピエトロ、イタリア)
2009年 川村記念美術館「静寂と色彩」(千葉県)
2010年 新潟市新津美術館(新潟県)
2012年 酒田市美術館、本間美術館、土門拳記念館(山形県)
【パブリック・コレクション】
ルーアン美術館(フランス)、MIM美術館(イタリア)、ステッリーネ財団(イタリア)、横浜市他


掲載作品(上より)
池端寛 『香炉』 2011年、陶
田中孝道 『シリーズ「樹相」より』 2004年、ピンホールカメラ・ポラロイドT55フィルム・Cプリント
増田洋美 『PLAY THE GLASS stretto U』 2002年、宙吹きガラス・板ガラス・アクリル