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平山郁夫画伯は1930年、広島県に生まれ、東京美術学校(現:東京藝術大学)日本画科で前田青邨に師事。同大学美術学部教授、学部長、学長を歴任し、後進の指導にあたりました。1996年、日本美術院理事長に就任。1998年、文化勲章を受章。文化財赤十字活動を提唱、世界各地の文化遺産の救済活動に尽くし、2009年、永眠されました。
平山画伯は広島での被爆体験から平和への切実な祈りを込めて描いた「仏教伝来」(1959年)により、画家としての本格的な出発を果たしました。そして、この作品に描かれた玄奘三蔵の足跡を追ってシルクロードに足を踏み入れるようになります。画伯のシルクロードへの旅は、1966年、トルコのカッパドキア一帯に散在するビザンティン帝国時代の洞窟修道院の調査団への参加が第一歩となり、1968年、アフガニスタンから中央アジアなどへの旅を皮切りに40年にも及びました。それは、日本文化の源流を探し求める旅でもありました。
本展では、(財)平山郁夫シルクロード美術館の所蔵作品から、シルクロードに取材した作品を中心に、大作を含む日本画と素描あわせて約50点を展覧し、画伯のシルクロードへの思いに触れます。
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